このたび新橋駅東口地区市街地再開発準備組合の理事長に就任いたしました。
新橋駅東口地区は、2017年3月に発足した「新橋駅東口地区再開発協議会」を経て、このたび再開発準備組合へと移行する運びとなりました。
当地区は、1872年に新橋-横浜間で鉄道が開業して以来、東京の玄関口として多様な公共交通機関が乗り入れる重要な交通結節拠点となっています。しかしながら、段階的に整備されてきたこともあり、乗降客の乗換を含む歩行者動線や自動車動線が輻輳し、バリアフリー対応も不十分であることに加え、駅前の歩行者空間も駅利用者や来街者に見合わない規模となっており、交通結節拠点にふさわしい機能強化が求められています。
私事で恐縮ですが、祖父の代から新橋で営みを続けており、私自身も新橋で生まれ、新橋とともに育ってきました。そんな新橋は「サラリーマンのまち」として愛されてきたものの、幅広い客層の獲得に至らず土日のにぎわいが不足している、老朽化による防災上・防犯上の危険性が増しているなど、時代の変化に伴う課題を抱えています。
私どもは、地域一丸となって機能更新を図ることによりこれらの課題を解決し、未来に誇れるような魅力あるまちづくりをめざしてまいります。
これまでの約8年間今日に至る過程で再開発協議会会長でありました加藤様には大変なご尽力をされましたことに感謝申し上げますとともに今後につきましては、微力ではございますが私が引き継ぎ地域のみなさまや関係各位のご期待に応えるべく、全力を尽くしてまいります。なにとぞご理解、ご協力のほど、心よりお願い申し上げます。
令和7年3月